皆様、お待たせいたしました!
きのう、ついにはなちゃんが首を上げました。
生後129日目の快挙です。
首を上げるのは四ヶ月くらいからということなので、少し前からうつぶせにしてどんなもんか様子を見ておりました。
ところが、はなちゃんはうつぶせになると敷いた布をぺろぺろなめるばかりで、首を上げる気配もない。
何度か試したがダメなので時機尚早なのだろうと思っているところへ、娘の友達がウチに来た。
はなちゃんより一週間早く産まれた男の子がいるのだが、なんと、かなり前から完全に首を上げると言う。
言うだけならまだしもケータイの写真まで見せびらかす。
たしかに、完全に上げてる。
くそ〜!
写真を見せつけられて黙って引き下がる私ではない。
その子は、髪の毛が非常に少なかった。
ハゲボーズだ。
はなちゃんは、ふさふさだ。
髪の毛が多い分、頭が重くて持ち上げられないのだ。
いばるなら髪の毛をふさふさにしてからいばってほしい。
しかし、遅れをとったことは事実だ。
筋肉増強剤の使用も考えたが、まず訓練だ。
「首上げ特訓」を開始した。
はなちゃんをうつぶせにして、私と家内と娘が取り囲み、はなちゃんがんばれ!首を上げろ!と口々に叫び、背中をさすり、お尻をたたくが、はなちゃんは相変わらず、布をぺろぺろなめるばかりである。
なめるだけならまだしも、おいしそうになめるようになってきた。
自分がすべきことがわかっていないのじゃないか。
何を期待されてるか理解していない。
これではダメだ。
はなちゃん!頭を上げるとはこうするのだ!
私は、はなちゃんの髪の毛をつかんで、グイと引き上げ、家内と娘からえらく怒られた。
で、きのう。
はなちゃんをうつぶせにして、サア特訓だ!とこちらが身構えるより早く、なんと、はなちゃんはさっそうと首を上げた!
両手を左右にさっと広げ、足をピンと上げて、見事に首を上げました!
飛び込みの選手みたいなかっこ良さである。
あるいは氷の上をペンギンがおなかで滑るときみたいなかっこうといってもいい。
私たちははなちゃんが泣き出すまで、アンコール!と叫び続けたのであった。