若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

人見知り

はなちゃんが、人見知りをするようになりました。

きのう、娘の高校時代の友達Sさんが、はなちゃんに会いに来てくれた。
Sさんは、早くに結婚して、三人の男の子の母親である。
三人目は女の子が欲しかったそうだ。

Sさんが、「はなちゃん、こんにちは〜」と近づいたとたん、火がついたように泣き叫んで、手がつけられなかった。
しかたなくSさんが姿を隠しても、はなちゃんは、泣きながら首を伸ばして、まだその辺にいるんじゃないかとばかりに、きょろきょろしてたらしい。

せっかく来てくれたのに、気の毒であった。

予兆はありました。
先々週、長女が久しぶりにはなちゃんに会いに来た。
その時も、長女の顔を見るや泣き叫んだ。

その後も、家内が経験している。
はなちゃんを風呂に入れ終って、娘に渡して、頭を洗ってタオルを巻いてあがってきたら、それを見たはなちゃんが泣き出した。
あわててタオルを外すと泣き止む。

もう一度タオルを巻くと、また泣き出す。

家内が、シャンプーハットをかぶっていても泣き出す。

で、私も試してみようと、家内の日除け帽をかぶってみた。

はなちゃんは、無反応であった。
どういうことでしょうか。
家内の日除け帽が、私にぴったり似合ったということでしょうか。

人見知りで思い出すのは、近所のNさんの息子だ。
十年ほど前の話である。

家内から、可愛い男の子がいると聞いていた。
ある日、お母さんに連れられてやってきた。

私は、喜んで飛んで行った。
お母さんのひざにいた男の子は、私の姿を見るや、眼と口をぎゅっと結んで、両手を広げて大の字になって固まってしまった。

お母さんが吹き出して、「これこれ、また死んだ振りして!」

いくら言っても男の子は目を開かなかった。
ずっと大の字で硬直していた。

死んだ振りをするのが得意らしい。

泣き叫ばれると困るけど、死んだ振りはかわいいです。