生後六ヶ月を過ぎ、寝返りができそうでできないはなちゃんですが、いよいよアメリカへ出発することになりました。
かねて覚悟の別れとはいえ、つらいものでございます。
娘の結婚式が迫ってきたころの感じに似てますね。
が、あのころの娘は、ぶっちゃけた話、今のはなちゃんほど可愛くなかった。
はなちゃんとの別れをどういう形にするか、家内と色々相談はしてました。
空港で見送るというのが一般的でしょう。
と思ってたが、カルチャーセンターでいっしょの女性におどされた。
彼女の孫も、ウチと同じパターンで、パパが先にオーストラリアに行っていて、生後四ヶ月で旅立った。
両方の祖父母が空港で見送ったのだが、四人そろって大泣きに泣いて、えらい騒動になったと言うのだ。
四人大泣きの前にも騒ぎがあった。
国際線の見送り場所に入るには、身分証明が必要なのだが、彼女は免許証などを持ってなかったのだ。
空港の係員の制止を振り切って、孫を見送るんです〜!と泣き喚いて強引に突入したそうだ。
その話を聞いていたので、空港に行くのも考えものだと思った。
私たちが旅行に出ている間にはなちゃんが出発するのはどうか。
「別れ」は経験せずにすむような気がする。
空港で大騒ぎするなら、ロサンゼルスまでついていくのも一案だ。
一週間ほど、ロサンゼルスでの暮らしを見届けて帰ってこようか。
いや、一週間では、余計つらいかもしれない。
一ヶ月ほどいようか。
いや、いっそ三ヶ月ほど・・・。
いや、はなちゃんが歩き始めるのを見届けたら安心かも。
いや、幼稚園に入るのを見届けて。
いっそ、アメリカに移住しようか。
まあ、色々考えましたが、結局空港ということになりました。
大騒ぎは覚悟の上です。
明日、成田空港で泣き喚いてる四人組をお見掛けになりましたら、私たちですので、お気軽にお声をおかけください。