歯をほめられたことがある。
幼稚園か、小学校のころ、たぶん近所のおばさんからほめられたのを、ぼんやりはっきりおぼえてる。
ほめられたことというのは、はっきりおぼえてるもんですよ。
誰にどうほめられたかはぼんやりしてても、「ほめられた」ということは、はっきりおぼえてるもんです。
「いい歯してるねえ」といわれたんです。
子供心に、「歯をほめることがあるんや」と、新鮮に思ったので、はっきりおぼえてるのである。
十数年前に、高校の同窓会でほめられた。
これは、ぼんやりじゃなくおぼえてる。
三年の時いっしょの組だったN君と、卒業以来初めて会った。
歯科大の助教授ということだった。
たまたま隣に座って、話をしながら飲んでいた。
グラス片手にN君が、私をじ〜っと見てるなと思ったら、「きみ、いい歯してるね」と言った。
私は椅子からすべり落ちそうになった。
いっしょに飲んでいて、突然と言うか唐突と言うか藪から棒と言うか、「きみ、いい歯してるね」
かっくんとなった。
商売柄、常に相手の歯を観察してたんでしょうか。
彼は、最近亡くなりました。
私の胸に、歯科大の助教授から歯をほめられたといういい思い出を残して、亡くなりました。
私の歯なんかどうでもいいんです。
はなちゃんの歯が生えてきたんです。(^o^)丿
娘が動画を送ってくれました。
パパのひざに、仰向けのはなちゃんを、ママが写してます。
パパが、「はなちゃ〜ん、歯、見せて〜」と言っても、はなちゃん、知らん顔です。
で、パパがはなちゃんの下唇を手でぐいと下げて、歯を見せようとすると、なんと、はなちゃんは舌をべろ〜っとだして、歯を見せようとしないんです。(>_<)
こっらー!
はなちゃん、歯、見せて〜!
パパが何度やっても、そのたびに舌をべろーっと出して、見せてくれません。
これは、パパの手際も悪いんですね。
はなちゃんが舌を出したら、左手でつかんで、右手で下唇をぐいと下げれば可愛い歯が見えるはずだ!
今日はとうとう見ることができませんでした。