サッカーワールドカップも、決勝戦を残すだけ。
「疑惑の判定」が、問題になった。
ワールドカップでは、私みたいな素人にも問題視されるので、大変ですね。
スポーツに「疑惑の判定」はつき物だけど、その点、子供の頃の野球は、うまくいったものだと感心する。
「野球」といっても、「変則ソフトボール」ですが。
まず、審判がいない。
キャッチャーもいない。
ショートがいないことも多かった。
ピッチャーと外野は、ヘタな子や小さな子がやる。
ストライクもボールもなく、三振も四球もないから、ピッチャーは、バッターが打てる球を投げてやる係りだ。
使っていたボールは、大きな重いソフトボールで、外野に飛ぶことが少ないから、外野もヘタでよかった。
「疑惑の判定」が問題になることはなかったけど、外野手の「怠慢」はよく問題になった。
球が飛んでこないから、試合中ずーっとしゃがみこんでる子もいたのだ。
きわどいプレイもあったはずだが、もめることは少なかったように思う。
話し合いで丸くおさまったんでしょうな。
プロではないというものの、結構真剣だったから、両軍入り乱れて乱闘てなことにならなかったのは不思議と言えば不思議ですね。
近くの中学校に行って野球をしようとしたら、見知らぬ子供達も野球をしに来ていて、対戦したことがある。
いつも近所の子や、学校の友達同士の対戦だから、こういうのは非常に珍しかった。
試合が進んで、その回、うちのチームが何点か取って、押せ押せムードで私がバッターボックスに立った。
投球しようとしたピッチャーが、動作をとめて、「・・・今、三人アウトと違うか?」といった。
相手チームがホームベースに集まってきた。
「あいつから始まって・・・」と数えた結果、やはりツーアウトだということになった。
勝ち誇った私は、目の前の子に憎憎しげに、「おかえりはあちら〜!」といってやった。
試合再開。
ピッチャーが投球動作に入ったが、「う〜ん、やっぱり三人アウトになってるで」といった。
再びホームベース付近に集まって、慎重に計算した結果、スリーアウトに決定。
さっきの子が、勝ち誇ったように私の前に来たのは当然でしょうな。
その子に、憎憎しげに「おかえりはあちら〜!」といわれたのが、今思い出しても悔しい。