整骨院に行く。
受付の女性がニコニコと、「若草さんのご紹介で、山本さん(仮名)がお見えになりましたよ」
?山本さん・・・?
う〜ん・・・山本さん・・・?
心当たりなし。
「若草鹿之助さんに紹介してもらったっておっしゃってましたよ」
受付の女性は、いつもニコニコ笑顔よしです。
笑顔はいいんだけど、全然思い浮かばない。
「山本さんねえ・・・?」
「あれ、ちがったかな。山田さんだったかな?」
山田さんでも、心当たりなし。
カルテを調べて、「あ、やっぱり山本さんです。山本太郎さん(仮名)」
「あ!太郎さんか!太郎さんなら知ってる!」
家内の妹のダンナです。
太郎さんにしろ、家内の妹にしろ、名前でばかり呼んでるから、「山本さん」と言われても、全然気が回らなかった。
場所も場所だし、まあ、しかたないでしょう。
家に帰って、家内にその話をした。
若草さんの紹介で、山本さんという人が来たといわれたと話したら、家内も、「山本さん?誰?心当たりあるの?」と言った。
「太郎さんや」
「あー!太郎さん!」
しかし、整骨院の紹介というのがさびしいですね。
キタ新地の高級バーや、祇園の料亭で、「若草さんのご紹介と言う方がお見えになりましたよ」てなことを言われてみたいもんです。