若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

『ワンピース』

『ワンピース』というアニメがあるらしい。

今朝は、9時半ごろ、花ちゃんを連れて公園に行きました。
いつものように、10時になると、双子ちゃんがやってきました。

花ちゃんは、少し前までは、双子ちゃんが来ても知らん顔だったけど、最近は、トコトコと近寄っていきます。
近寄るだけで、特に歓迎のあいさつをするわけではありません。

三人で遊ぶというか、それぞれ勝手に遊んでたら、30歳くらいの男性が近づいてきて、ニコニコと「ここ、灰皿ないんですね」と聞く。
カジュアルウエアの、ごくふつうの若者という感じだ。

「ないですね」
「ないんですね」

ニコニコと、ベンチに座って、四角い、道具入れみたいな黒いカバンをあけて何かしていた。

花ちゃんと双子ちゃんは、すべり台の方に移動しました。
花ちゃんは、このところ、公園を歩き回るだけでは満足できず、ブランコに乗せろとか、すべり台をすべらせろとか、注文が多くなってきて、つかれます。

双子ちゃんは、花ちゃんより一ヶ月くらい大きくて、自分ですべり台にのぼってすべります。
花ちゃんは、双子ちゃんがはしごを上るのを、ぼーっと見ているだけで、自分でのぼろうとはしません。

いや、ぼーっと見ているのではないかもしれない。

「くそ〜!今に見てろ!」と思ってるのかもしれない。

いや、花ちゃんは、そんな下品なことは思いませんね。

「くそ〜!今に見ていらっしゃい!」に訂正します。

双子ちゃんのお母さんの話では、ある日突然のぼりだしたそうです。
遺伝子の命令みたいなもんでしょうか。

花ちゃんにも、そのうち、「はしご段をのぼれ!」という、遺伝子の命令が下るのであろうか。

砂場に移動。
三人で遊んでるところへ、さっきの若い男性がやってきた。

小さい紙切れを何枚も砂の上に置いて、花ちゃんたちに、「これあげる」とニコニコと立ち去った。

見ると、料理屋のメニューを切り抜いたもののようで、鍋物とか刺身とかの写真だ。

双子ちゃんのお母さんは、「あの人、この前もこんなのくれたんです。こわいです」と顔をしかめた。

そこへ、幼稚園くらいの男の子が来て、「ボク、こんなのもらった」と小さく切った電車の写真を何枚も見せた。

「あの人の持ってたカバン、ワンピースのカバンやで」
「ワンピース?」
「うん、テレビでやってる」

ヘンな人ですね。