若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

経営方針

経営方針が変化することはあると思う。

私が通ってる整骨院の経営方針は大きく変わったようだ。

関西でも有数の大チェーンで、経営者はポルシェに乗りヨットも持っているという話だから、うまくいってるんでしょう。

四年前、通い始めて二回目でびっくりした。
ドアを開けたとたん、受付の女性がニコヤカに、「若草さん!おはようございます!」と明るく声を掛けた。

続いて、中にいたスタッフ達が次々に、「若草さんおはうございます!」と声を掛ける。

「おなじみさん」ならわかるが二回目ですよ。

通うにつれ、色々質問される。
家族、仕事、趣味。

話したことが全スタッフに共有されているのにも驚かされた。
新人でも私のことを知ってる。

「はじめまして。今月から配属されました〇〇です。よろしくお願いします。若草さん、ギターの方は最近いかがですか」

すごいです。

始めの二年ほどは、スタッフの顔ぶれにあまり変化はなかった。
二ヶ月に一度くらい「スタッフ便り」みたいなのを張り出してあった。

スタッフの年齢、家族構成、趣味などが書いてある。
むこうがこちらの名前や趣味をおぼえているのと同様、こっちもスタッフ達のことをおぼえてしまう。

スタッフと患者というか客というか、まあ互いの結びつきを強くしようとしてるのだと思った。

ところが、この一、二年スタッフの入れ替わりが激しい。
院長以外はどんどん変わる。

大きなチェーンだから、「転勤」はあるだろうが、それにしても目まぐるしい。

経営方針に変化があったとしか思えない。

ひょっとすると、スタッフと「客」の結びつきをなくそうとしてるのかもしれない。
スタッフの独立開業の際、「客」を連れて行く例が多発したのかもしれないと邪推する。

経営は難しい。