きのうの夜、ゆう君のパパが来ました。
ここではほとんど登場しないので、「え!ゆう君にパパがいたのか?」と驚かれる方があるかもしれませんが、いるんです。
花ちゃんのパパは、生後一週間でロサンゼルスに行ってしまって、その後六ヶ月は不在でした。
ゆう君のパパは近くにいます。
で、どういうわけか時々ウチに来るんです。
どうも、ゆう君が見たいようです。
ゆう君が会いたがってるわけではありませんよ。
押しかけてくるわけです。
来るのはいいんです。
それはいいんですが、抱きたがるので困ります。
なにせ素人ですからねえ。
危なくて見ていられない。
せめて「育児二級」の資格でも持っていればこっちもいくらか安心できるんですが、無資格なんです。
無資格の男に大事なゆう君を抱かせるのはかなりの勇気と忍耐が必要ですよ。
きのうウチに来たパパは、直ちに洗面所に直行。
直接部屋に入ってはダメ。
これだけは厳しく言ってあります。
石鹸で手洗い、イソジンでうがい、紫外線殺菌灯で一分間照射後入室許可。
さっそくおばあちゃんが抱いていたゆう君を抱こうとします。
しぶしぶ渡す。
パパがうれしそうにゆう君を抱いて椅子にすわる。
ママがパパの正面にすわり、右手方向におばあちゃん、左手に私。
へんなことをしないかパパの手元を中心に三人で警戒。
しばらくしてパパが、「なんか、ボクからゆう君を守ろうとしてるみたいですね」
ばれたか。
いつも三方向から監視してるんです。
背中はだいじょうぶとして、前面と左右は常時警戒。
パパが現れると、要注意人物として我が家は警戒態勢に入ります。
気づかれないようにしていたつもりですが、ばれちゃった。
ばれたらしかたがない。
これからは公然と、正々堂々と警戒しよう。