若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

サッカー:クラブワールドカップ

サッカーの大きな大会をやってるんだなと思ったら、「クラブワールドカップ」だそうです。

サッカー素人の私にはわかりにくい話ですが、国別対抗じゃなくてチーム別対抗世界大会なんですね。
きのうは決勝ということなので、世界最強のチームはどんなのかなとテレビを見ました。

世界最強を争うのだから、むちゃくちゃ激しい戦いになると思いのほか、4対0とは一方的でしたね。
素人目に一方的なだけで、点差ほどの開きはないのかもしれませんが。

見始めて意外だったのは、両チームの選手があまり走らないことです。
「サッカーは走ってなんぼ」と思ってたんです。
走って走って走りまくった方が勝ち。
疲れて走れなくなった方が負け、と思ってました。

ところが、きのうのバルセロナとサントスの選手たちは走らない。
いや、素人目に走ってないように見えただけで、ほんとは走りまくってたのかもしれない。
そんな走り方があるとは思えませんが。

とにかく私の目には、両チームの選手は、ボーっとしてるというとなんですが、まあ、じ〜っとしてるように見えました。
選手はじ〜っとしてて、ボールだけが激しく動き回ってる。

こういう試合は見たことがないなとサッカー素人の私は感心しました。

サッカーというのは、野獣のごとき選手たちが野獣のごとく走り回るものだと思ってましたが、きのうの試合、特にバルセロナの動きはビューティフルでした。
「ビューティフル」なんて英語を使わず、ここはバルセロナに敬意をこめてスペイン語で言いたいとこなんですが、許してください。

解説によると、両チームの看板選手は、バルセロナはメッシ、サントスはネイマールということでしたが、ネイマールはいいとこを見せられませんでしたね。
それも、バルセロナの選手たちが寄ってたかってネイマールにへばりついて邪魔したという風には見えませんでした。
まあ、素人目にそう見えただけで、本当は寄ってたかって邪魔してたのかもしれませんが。

それにひきかえ、メッシさんはみごとなもんでした。
2点取りましたが、私なんかには、すごい!というより、なんと楽々とプレーしてるんだなという感じでした。
ゴールを奪うくらい朝飯前、苦も無く、昼寝しててもできまっせ的動きに見えました。

超一流選手なんでしょうが、「オレがオレが!」というところがないようですね。
試合後のインタビューで、インタビュアーもそんな感想をもらしてました。

「メッシさん、あなたみたいなスーパースターが自分を殺してチームプレーに徹している姿に感激しました」
「これがホントの滅私奉公です」
「え〜かげんにしなさい!」
「ホントにネッ!」