若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

そこに斜面あるからだ

はなちゃんと公園に行きました。

ゆうちゃんとぜんぜんちがいます。
はなちゃんは、心穏やかにゆったりと見守ってればいいんです。
ゆうちゃんのときは、神経を張りつめて、いつ何が起きても、いつ何をしでかしても対応できるような状態で待機してなければなりません。

はなちゃんとゆうちゃんの差なのか、2歳10か月と1歳3か月の差なのか、女と男の差なのか。

公園の小さなすべり台をはなちゃんがすべりました。
私が大きなすべり台を指さして、「はなちゃん、あのすべり台もできるかな?」と聞いたら、ちらりと見て、「できない」とあっさりきっぱり答えました。
一目見ただけで即断です。

公園にコンクリート製の小さな山があります。
はなちゃんものぼったことがあります。

のぼるルートがいろいろあります。
はなちゃんがのぼったのは、両脇に手すりがついてる一番簡単なルートです。

鎖を頼りにのぼるのや、ステップがついてるのや、何もなくて斜面だけの場所もあります。
ゆうちゃんは、この斜面をかけのぼります。

もちろん「登頂」はとてもムリです。
とてもムリなんですが、勇敢にもというか無謀にもというか、ノーテンキにもというか、命知らずにもというか、とにかく突進します。
ガーッとかけのぼって、真ん中くらいで立ち往生して滑り落ちてきます。

「ゆうちゃん、キミにはムリだ。なぜこの斜面をのぼるのか?」と聞いたら、「そこに斜面があるからだ!」と答えるでしょう。

今日、その斜面にはなちゃんを連れて行って、「ここ、のぼれるかな?」と聞きました。
はなちゃんは、用心深く一足一足たしかめるようにのぼって行きました。

そして、三、四歩行ったところで、「はなちゃん、のぼれない」とあっさりおりてきました。

今朝、私が工具箱からドライバーを取り出したのを見て、はなちゃんは、「あぶないよ」と言いました。

非常に安心な子だと思うんですが、年ごろになってハラハラさせられることになるんでしょうか。