私が通ってる乗馬クラブに、最近オランダから馬が来たそうです。
オランダの馬。
オランダの風車とかチューリップとかチーズというのは頭の中にあるけど、オランダの馬というのはなかったです。
小学校の時、国語の教科書にいろんな「いいお話」が出てました。
「ワシントンと桜の木」なら、「正直」、「テームズ川のトンネル」なら「創意工夫努力」。
国語の教科書は教訓満載でしたね。
オランダの話もありました。
オランダは国土が狭く人口密度が高いので、海を埋め立てて住宅地にしてた。
海水が入らないよう水門で防いでる。
その水門に穴が開いて、海水が流れ込む。
それを見つけた少年が穴に腕を突っ込んで危機を救うという話だったと思います。
非常に危ない話ですね。
教訓は、「勇気」「自己犠牲」かな。
オランダというと、「人口密度が日本並みに高い」というのと、「水門で防いで住んでる」というのが頭にこびりついてました。
二年前、そのイメージが打ち破られた。
乗馬クラブでいっしょの男性Aさんが、娘さん夫婦が住むオランダに行ってきたんです。
オランダは広々してたというんです。
娘さん夫婦も広々とした家に住んでて、すぐ近くにゴルフ場があるし、草原に馬もうじゃうじゃいたという。
馬を乗せて走ってるトラックも何度も見たそうです。
おかしいではないか。
人口密度日本並みで、海水を防いで住んでるんでしょう。
不思議であった。
先日、そのAさんと、オランダから来た馬の話をしました。
オランダの馬というのは有名なのか。
Aさんは、有名かどうかは知らないが、多いのは確かだと言いました。
オランダで馬具を買ったそうです。
スーパーマーケットみたいな大きな馬具屋が何軒もあったそうです。
なんじゃそれは?
人口密度だけじゃなくて馬密度も高い。
それなのに広々してる?
オランダはおかしい。