昨日は油絵展の初日でした。
ご近所のSさんが来てくださったんですが、後ろの、同じ70代と思える女性を見て、「あっ」と思いました。
朝の通勤のバスでよくいっしょだった方です。
帰りも同じバスのことがあって、ウチのすぐ近くで別れてました。
あいさつだけしてましたが、すぐ近所におお住まいでSさんと親しいTさんという方でした。
あの頃は、娘さん一家の手伝いで毎朝通っておられたようです。
私たちが住んでるのは、昭和41年に開かれた街なんですが、Sさんは41年、Tさんは42年から住んでるとのことで、いわゆる「草分け」ですね。
Sさんが土地を探しに来た時は、造成の真っ最中で、「あのブルドーザーが止まってるあたりにしようか」という感じだったそうです。
造成中の土地にぽつんと止まったブルドーザー。
なんとなくしみじみする情景のように思えますが、四十数年前、若かりしSさん夫妻にとっては希望の象徴だったかもしれませんね。
「あのあたりに市場があったのよ」、といわれて、なるほど、そういわれれば市場があったような土地だなあと感心したり、絵はそっちのけで、昔話で盛り上がりました。