美術予備校でシャルダンの静物画を模写してました。
先生が、「キリがないですから、このへんで」ということで、一応完成です。
シャルダンは、ヴァン・ダイクみたいな「神童」じゃなかったようです。
「画家の修業ほどつらいものはない」と言ってます。
「医学を学んだり法律を学んだりするのもつらいだろうが、長い年月画板に向かうのも厳しいもんだ。才能があるかどうかは誰にもわからない」
たぶん、ヴァン・ダイクは絵を描くのが楽しくてしかたなかったと思います。
商売となるとしんどかったでしょうが、修業時代は楽しかったのじゃないでしょうか。
ウデが鳴るという感じで。
そんなヴァン・ダイクの絵も楽しいですが、シャルダンの絵は、しみじみといいです。
これまで、いろんな模写をしてますが、自分の絵を描き終えた時より、模写をし終えた時の方が満足感が大きいですね。
家内に、「模写だけにしなさい」と言われても納得です。
なぜ人は、というか、私は模写だけにしないのであろか。
ナゾである。