若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

振袖メガネ

きのうは姪の結婚式で京都に行きました。

京都駅は大変な混雑でした。
私の生まれて初めての「ゴールデンウイーク大混雑体験」でした。

ホテルに着いて、結婚式フロアのロビーに行ったら、羽織袴の青年と留袖姿の年配の女性が話してました。
新郎と母ですね。

新郎は男前で羽織袴が決まってました。
お母さんは息子の晴れ姿にウットリニコニコしてました。

前を通り過ぎるとき、二人が中国語でしゃべってたのでびっくりしました。
どういういきさつで今日の佳き日を迎えたのか聞きたかったです。

姪の結婚式はキリスト教式でした。
新婦の父Yさんに、私が娘の結婚式でいかに緊張したか話したら、笑って、「私はだいじょうぶですよ」と言いました。
娘と腕を組んで祭壇に向かって歩くとき、足がもつれてこけそうになったと言ったら、「私はだいじょうぶです」と繰り返しました。

だいじょうぶじゃなかったです。
こむら返りを起こして、足が引きつって、もつれて、今にも止まりそうな今にもこけそうなギクシャクぎこちない歩き方は、電池が切れて止まりかけのロボットみたいであった。

こむら返りを起こしてひきつってもつれていたのは足だけではなかったようで、新郎に花嫁を引き渡す時、組んだ腕がすんなりとはなせなくて、二人で腕を変なふうにぐるぐる動かしてもがいてました。
どちらかが離そうとしてどちらかが嫌がっているようで、新婦と新婦の父が新郎の前でもめているような感じであった。

式の後Yさんに、「緊張したでしょう」と言ったら、にこやかに「いや、だいじょうぶでした」と言ってました。

披露宴の乾杯の時、グラスを取ろうとしたら、私のだけシャンパンが入ってなかったのでカックンとなった。
係りの女性に空のグラスを上げて、「お〜い!酒や酒や!酒持ってこ〜い!」と叫んだが間に合わず、私は空のグラスで乾杯したのであった。

空のグラスで乾杯しようが、どうということはないですが、会場にとっては「失態」ということで、後で責任者が名刺を持ってお詫びに来たのは気の毒であった。

新婦の友人で振袖にメガネの人がいて新鮮であった。
艶やかな振袖と今風のメガネとが妙にマッチして、いけてると思いました。

一番しみじみしたのは、新婦親族中、私が最年長であったということである。