朝日新聞朝刊。
「世界遺産として知られる真言宗醍醐寺派の総本山醍醐寺の階段をめぐり、大阪地裁で訴訟が起きている。訴えたのは、階段で転んで負傷した大阪市の女性(64)」
う〜む〜、とうなりますね。
この女性は、大講堂前の13段の階段を下りているとき5段めで転んだ。
5段目だけ段差が33センチで、他は21センチから25センチというんですが、ちょっと不思議ですね。
日本が誇るおもてなしの心や職人技からして、なぜ5段めだけ段差が大きいのかナゾである。
深い宗教的意味があるんでしょうか。
それにしても訴訟とは・・・。
転んだ時のお坊さんの対応がよほどひどかったのかな。
「仏罰じゃ!地獄へ落ちろ!ワッハッハ!」
これなら訴えたくもなります。
そんな個人的な問題ではないのかもしれない。
この人は、単なる参拝客、じゃなかった観光客ではなく、正式身分は「NPO法人全国神社仏閣バリアフリー化促進協議会最高執行役員」なのかもしれない。
全国の神社仏閣が抱える問題を広く国民に議論してもらおうと思ってわざと転んで訴えたのかもしれない。
この女性は2011年11月の「秋期夜間拝観」の時に転んだ。
照明が暗かったというのも問題にしてます。
お寺側は、「過度に照明設備を設ければ、幻想的な雰囲気の中での夜間拝観という趣旨に反する」と反論してます。
世界遺産としての立場に安住することなく、いろいろ知恵を絞ってるのがえらいと思いました。