2歳9ヶ月のゆうちゃんが、弟の7ヶ月のあきらくんに、「見たらあかん!」というんですね。
あきらくんが自分のミニカーを見てると、「見たらあかん!」という。
かわいい意地悪である。
これが他人なら、かわいいとは思わないかもしれない。
性格に問題あり、生育環境、とくにジジババに、なかでもジジに問題あり、と思うかもしれない。
でもまあ、できかかりの未熟な自意識の発露であるといえる。
「ボクのミニカーを見るな!」
さて、きのうのことです。
おばあちゃんが台所でマッシュポテトを作り始めた。
さっそく、ゆうちゃんが興味津々という顔で見学。
で、私があきらくんにも見せてやろうと、ゆうちゃんの横にすわらせたんです。
7ヶ月児といってばかにしてはいけませんよ。
最近、珍しいものには目がランランです。
「外部世界」を激しく意識し始めてます。
マッシュポテトだって興味の範囲内かも知れない。
で、だっこして見学させたんです。
案の定、あきらくんも興味津々。
なんてったって、マッシュポテトを作らせたらこの人の右に出るものはない、クイーン・オブ・マッシュポテトといわれるおばあちゃんです。
目を輝かせて、おばあちゃんの鮮やかな手の動きに集中。
と、そのとき、ゆうちゃんがあきらくんに向かって叫びました。
「見たらあかん!」
あきらくん、ぽよよ〜〜〜ん。