年末ですよ。
今年はなんかヘンで、今日が31日みたいに思うんです。
きのうが30日という感じでした。
どっちでもいいです。
1日、2日、どうってことありません。
8連休であろうが、10連休であろうが、どうってことない。
そういう境地に到達したというか、成り果てたというか、むずかしいとこです。
40年ほど前、年末は大変でした。
初荷用の製品を作らなければならない。
ウチの得意先では、初荷は通常使用量の倍、3倍、どうかすると5倍の量を注文してくれたんです。
「祝儀もの」というんですかね。
それを在庫しなければならない。
製造が大変でした。
で、年が明けて、初仕事でそれを配達する。
通常の何倍もの量を、1日、2日で配達する。
大変です。
大変な思いをして初荷を配達すると、一週間くらい注文がないんです。
非常に不合理に思いました。
そのころ、松下電器に勤めてた大学の後輩が、初荷は大変と言ってました。
家電販売店に初荷を配達する手伝いをするんですね。
店に着くたびに酒を飲まされるのが困ると言ってました。
そういうことも徐々になくなりましたね。
先日、本を読んでたら、「私もとうとう63歳になってしまった。うかうかしてはいられない」と書いてあった。
いやな感じ。
私は67歳なのに、うかうかしてる。
63歳のくせに、「うかうかしてはいられない」などと書かれると、67歳でうかうかしてる私が馬鹿みたいではないか。
トシって不思議です。
最初に不思議に思ったのは、高校で美術部に入った時です。
先輩がやってくる。
大学生でも、「おじさん」に思えた。
私より11歳上のNさんを初めて見たときの衝撃は忘れられません。
「え〜〜!この人が『先輩』!?!?この人が高校生だった時があるんか?」
年末のあわただしさにまぎれて、いろいろ考えてしまった。