今日は乗馬クラブ。
このところ困ってることがあります。
馬を部屋から引っ張り出すのに苦労してます。
この一年ほど、同じ馬に乗ってます。
おとなしい馬です。
馬でも人間でも、おとなしいのが一番ですな。
おとなしい馬なのに、部屋から引っ張り出すのに苦労するのか。
するんです。
私が乗るのは、二時間目なんです。
お馬さんは、一時間目を終えて、部屋に戻ってエサを食べるてるとこなんです。
ひと働きして、部屋に戻ってエサを食べてる真っ最中に、私が連れ出しに行くんです。
ムリですよね。
出てくるわけないですよね。
とにかく、綱をつけなければならない。
つけさせません。
一心不乱に食べてるんですよ。
何を言っても通じない。
当然でしょう。
食べてる馬の首に肩をあてがって、えいや〜〜〜!と持ち上げようとしても、力比べでは負けます。
いかに天下無双の強力鹿之助といえど、お食事中の馬にはかなわない。
で、あきらめました。
とにかく、早く食べていただくことにしました。
エサ入れに散らばったエサを、私が手で集めて、食べやすいようにする。
早く食べてもらって、連れ出す。
しゃあないでしょう。
さて、今日です。
部屋に行ったら、馬がいない。
あれ?と思ってたら、男性が連れてきました。
一時間目に乗った人ですが、もたもたして遅れてしまったようです。
さて、どうする?
ひと仕事終えて、部屋に戻って、これからエサを食べようとする馬を連れ出す。
そんなことできるか?
できるわけないでしょう。
食べてる最中の馬でさえ連れ出せないのに、これから食べようとする馬を連れ出せるわけがない。
クラブのスタッフがいれば頼むんですが、私の馬は、他の馬と離れたとこにいて、まわりに誰もいないんです。
まあ、少し食べてから、と思って、やってみましたが、当然びくとも動かない。
ガツガツ食べてます。
押してもたたいても動かない。
あきらめて、助けを呼びに行きました。
指導員のAさんがいたので、事情を話すと、笑いながら、「まあ、お馬さんの一番の楽しみですからねえ」
で、Aさんが馬の首に肩をあてがって、起こすと、すっということを聞くじゃありませんか!?
なにこれ!?
Aさんは、「馬の首に肩を入れて・・・」
「やってますよ!」
「ちゃんと気合を入れて・・」
「入れてますよ!」
何度も経験してますが、馬ってホントに人を見ますね。
困った動物である。
一番困った動物は人間ですが。(-_-;)