若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

誕生日

6月1日は、あきらくんの誕生日です。
1歳になりました。

一年前の6月1日にあきらくんが生まれた喜びの瞬間、悲しい出来事がありました。
禍福はあざなえる縄のごとしと申しますが、喜びの影には悲しみがあるものです。

何を隠しましょう、6月1日は、家内の誕生日だったんです。

毎年6月1日になると、家内は、今日は私の誕生日!とばかりに肩で風を切って我が物顔にのし歩き、6月1日は私のもの、誰にもさわらせはしない!という勢いでした。

そこへ、一年前のあきらくんの誕生です。
家内は即座にに悟ったようです。

ただ今この瞬間から、6月1日は、あきらくんの誕生日だ!
私の誕生日ではなくなったのだ!
一年365日、どこを探しても自分の誕生日はないのだ!

誕生日をなくした女。

なんだか憂いのある、いい感じじゃございません?
あほか?
失礼しました。

いや、ひとごとではないんです。
私も同じ立場なんです。

私の誕生日は6月20日なんですが、なんと、息子が、自分の結婚式をその日にぶつけてきたんです。
結婚式をぶつけられてはたまりませんよ。

以来、6月20日は、私の誕生日ではなく、息子たち夫婦の結婚記念日になってしまいました。

誕生日をなくした男なんです。

私たちは、誕生日をなくした似た者夫婦なんです。
よく、夫婦雰囲気似てますねと言われるんですが、そういうことなんです。

家内は、カレンダーに行事などを記入します。
6月1日のところには、これまでは、「○子、誕生日」と書いてました。
今年は、「あきらくん誕生日」と書いてます。

6月20日のところには、何年か前までは、「鹿之助誕生日」と書いてましたが、今では、「まさき、ひでみ結婚記念日」と書いてます。
ひょっとして、小さな字で、「鹿之助誕生日」と書いてあるんじゃないかと思って虫眼鏡で見たけど、書いてなかった。

さて、きのう、一日早めの、あきらくん誕生記念パーティが開かれました。

当のあきらくんは、ぽよよ〜〜んという感じで、兄のゆうちゃんが一人盛り上がってました。

ママが、「ケーキにしようか」と言っても、あきらくんはぽよよ〜〜んで、ゆうちゃんが、「ケーキ!ケーキ!ケーキ!」と大騒ぎである。

↓あきらくんが、真剣な表情でろうそくの炎を見つめ、一年という時の神秘に思いを馳せているよこか ら、ゆうちゃんは、思いっきり、フ〜〜〜ッ!と吹き消してしまうのであった。

そして、「一生餅」の儀である。
一生食い外しのないように、という願いを込めてかどうか知らんけど、あきらくんに、お餅を背負わせる。

餅を風呂敷に包んだものですが、最近は、リュックに入れて背負わせるようです。

↓餅の入ったリュックを背負うあきらくんを、ランランと目を輝かせて狙う黒い影が!

↓スキを見て襲いかかる!
 山賊学校の優等生ですネ。(-_-;)

あきらくん、前途多難!
あきらくんの行く手に幸多かれと祈りつつ、シャッターを切る私であった。