きのう、生まれて初めの手術でした。
鼻のポリープを取ったんですが、日帰りの内視鏡手術です。
2月に、鼻が詰まって、風邪か花粉症かと思ってたんですが、良くならないので近所の耳鼻科に行きました。
超ベテランの老先生が、にこにこと、「花粉症みたいなとこもありますが、なんにしてもたいしたことないです。長引くけど、たいしたことないです」と言われたので安心してました。
三ヶ月たっても良くならないので、たいしたことないことはないんじゃないかと、別の耳鼻科に行って、いきさつを話したら、「ポリープじゃないかな。ファイバースコープで見ましょう」
即見つかって、手術ということになったんです。
手術は無事済みました。
無事済みましたが、あらゆるプレッシャーとストレスとダメージに弱い私は疲れ果ててしまった。
日帰りの内視鏡手術ということで甘く考えてました。
クタクタです。
手術は無事済んだんですが、心配なことがある。
私は、目から鼻に抜けるような男と言われてきました。
と思います。
聞いたことないけど。
それが、ポリープ切除によって、より一層激しく鼻に抜けるようになってしまう。
こういう男って嫌われるんじゃないかという心配です。
あんまり目から鼻に抜けすぎる男とはつきあいたくないという方は遠慮なくご連絡ください。
もうひとつ。
私は、鼻筋の通った良い男と言われてきました。
と思います。
聞いたことないけど。
ところが、手術前のCT検査で、私の鼻の鼻中隔(鼻の左右を分ける壁)がちょっと曲がってることがわかったんです。
私は、鼻筋の通った良い男ではなく、鼻筋のちょっと曲がった良い男だったんです。
いずれにせよ良い男なんだからいいじゃないかと思われる方もあるでしょうが、そういう些細なことをおろそかにできない性格なんです。
この場をお借りして、告白懺悔します。
もちろん家内にはすぐ謝罪しました。
「ボクのことを、鼻筋の通った良い男と信じてついてきてくれたと思うけど、CT検査の結果、実は鼻筋のちょっと曲がった良い男だったんだよ」
「ええ〜〜っ!今さらそんな・・・。どうせ私をだますならだまし続けてほしかった!」
わっと泣き崩れる家内の肩に手をかけてしっかりせよと抱き起こし、ここはお国を何百里離れて遠き満州の赤い夕日に照らされてオサルのお尻もまっかっかっか。
何の話か。
鼻中隔です。
「すまなかった。鼻中隔を真っ直ぐにする手術を受けるよ」
「いいのよ、鼻筋が曲がっているくらい。私が我慢できないのは、あなたの性格が曲がっていることよ!」
「そうか、じゃあ精神科だね」
というようなわけで、来週精神科で性格を真っ直ぐにする手術受けることになりました。