年末、ですね。
きのうは、Mくんと飲みました。
年に、一、二度飲んでます。
このペースだと、いっしょに飲むのはあと何回かな、としみじみしてしまった。
そう思えば、これは貴重なひと時なのである、いつものようなしょ〜もない話はやめて、二人の過去を検証、整理して、残された時間を有意義に過ごそうと思ったけど、Mくんがいつものようなしょ〜もな話をするので、つられてしょ〜もない話をしたのは残念であった。
彼が、おなかをひっこめたいと言ったのは意外でした。
体型変わってないと思うんです。
ぶっちゃけた話、彼の体型なんか気にしてませんが。
本人は気にしてた。
そして、私の、乗馬で鍛えられた引き締まったウエストや、すっきり背筋の伸びた姿勢をうらやましがってほめてくれるかと思ったのにほめてくれなかった。
ほめてくれないので、しかたなく、私がいかに苦労して胸を張り、腹筋と背筋を使って上半身を上に向かって支えているかや、その結果として、おなかが引っ込み、ヒップアップして、現在の美しい立ち姿を獲得するに至ったかを、わざわざ立ち上がって、セーターを脱いで、身体の線がよく見えるように、そして、ズボンをぎゅっと絞ってヒップラインがくっきり見えるようにして、ていねいに、こと細かく解説してやっていたら、彼は、「お姉さん、粕汁ちょうだい」と粕汁を注文して、熱弁をふるう私をほったらかしにして、うまそうに食べ始めたので、私は、他のお客さんの注目を一身に浴びることになって恥ずかしかったですが、まあ、そんなことだから腹が出るんですよ。
これではダメだと見放しつつも、来年の再会を約したのであった。