全国の自治会が抱える最大の問題は、役員のなり手がないということだそうです。
くじ引きが増えてるようですが、ウチは、お願いして引き受けていただくという、伝統的手法です。
去年に引き続き、役員候補名簿を片手に二日間かけてお願いに回って、めでたく決定しました。
役員候補の中の80代女性Aさんは、お願いすれば必ず引き受けてもらえると確信してました。
頭をさげてお願いすれば断られることはない!という感じの方なんです。
「日本のお母さん!」という感じなんです。
子供はないそうですが、どういうわけか、「母」感あふれる方なんです。
で、役員依頼の最後に回してました。
他が全部決まってから行こう。
だいじょうぶ!
で、何人か断られたけど、ようやく最後の一人になったところで、Aさんを訪問しました。
で、ちょっと心配になりました。
完全に安心しきってたけど、だいじょうぶかな。
「私もトシなんで」と断られるかもしれない。
安心しきってただけにちょっと焦りつつお願いしたら、「私でよかったら」と、あっさり引き受けていただきました。
よかったよかった。
今日、Aさんと話してたら、Aさんはここに住んで14、5年ということでびっくりしました。
私は、24、5年なんです。
私の方がずっと古いじゃないですか。
でも、Aさんの方がずっと古そうに感じます。
完全にこの地になじんでる。
ここの人という感じです。
私はどこの人かな。
四十年ほど暮らした東大阪かな。
奈良でも三十年ほどになりますが、どこの人かむずかしいですね。