朝刊の読者投稿欄。
85歳の方の投稿で、見出しは「ヨロンマラソン最高齢完走」。
一瞬、ヨロヨロで完走したんだなと思ったのは私だけではあるまい。
ちがいますよ。
ヨロヨロで完走したんじゃなくて、与論島で行われた「ヨロンマラソン」完走です。
なぜ「与論マラソン」じゃなくて、「ヨロンマラソン」なんでしょうか。
きのう、バスに乗りました。
高齢者が多いです。
高齢者にとって、バスの乗り降りは大変です。
低い車体のバスが増えたけど、それでも大変。
最近あの男性を見ない。
大変も大変、大大大大変な男性です。
バスに乗るというのじゃなくて、ロッククライミングみたいな感じなんです。
スーパーに買い物に行くのに利用されてるようで、杖をついてスーパーの袋をさげて、見てるだけでしんどくなりました。
最近、お見かけしません。
きのう、駅前からのバスに乗ったら、杖をついた高齢女性が乗ってきた。
ヨロヨロと乗り込んできた。
大変そうだけど、車体の低いバスだし、ドアのすぐそばに「優先座席」はいくらも空いてるし、と思って見てたら、なんと、その女性は優先座席にすわらなかった。
ヨロヨロと後ろの方へ行った。
後ろの方は、高くなってるので、一段上がらなくてはならないんです。
杖をついて、ヨロヨロと一段上がって、ヨロヨロと後ろの方の座席にすわった。
なぜだ。
なぜ目の前の優先座席にすわらないのだ。
足を鍛えるために、あえて苦難の道を選んでるのか。
聞いてみたかった。