美術予備校。
描き初めの「みーちゃん像」を先生に見てもらいました。
いつもながら的確な批評です。
先生は、「他人様の絵はいろいろわかるんですが、自分の絵となるとわからないんですよ」と苦笑されてますが。
帰りはいつもAさんといっしょです。
水彩で風景を描いてます。
「一流大学卒業一流企業定年退職後絵を趣味にしております」という感じの温厚な紳士です。
「若草さんは、肖像画が多いですねえ」
「ほとんど肖像画を描いてますね」
「今日のはお孫さんですね」
「6番目の孫のみーちゃんです」
「今日のお孫さんにしろ、これまでの肖像画にしろ、アレは似てるんですか?」
温厚なAさんが、こうも正面切ってぶつけてくるとは思わなかったのでたじたじとなった。
「いや、まあ、いちおう似てると思いますが」
Aさんの話を聞いて、正面からぶつかって来た理由がわかりました。
正月にお孫さんが集まったので、顔を描いてみたところ、ぜ〜んぜん似ない。
どうがんばってもどの子もまったくちっとも少しも似ない。
で、「若草さん!アレは似てるんですか?」となったわけ。
似てます!
ゼッタイの自信あり。
以前、家内の父を描いたとき、「こんなじじむさい顔してるんか?」と言われたことがあります。
孫たちが、絵を見た瞬間、「あ!ママや!」とか、「おばあちゃんや!」とかいうときもあるし、「これだれ?ぜんぜん似てないやん」といわれるときもある。
いろいろです。