東大名誉教授行方昭夫著『英語のセンスを磨く』を読みました。
「ワンランク上の英語を目指そうと考えている」私みたいな人が対象です。
著者が選んだ英文と、著者による日本語訳がならんでます。
著者が、「ここはまちがいやすいから注意してください」という部分で、私はきっちりまちがうので、英文の選び方が素晴らしいと感心しました。
感心してる場合じゃないですけど。
ちょっと疑問に思ったことがあります。
ダイアナ・トリリングという女性評論家の文章の中の、「this」が何を指すかという問題で、私はまちがいました。
「またまちがった」とがっくりしてたら、著者は、この部分を正しく読み取れる人は決して多くないのですから仕方ありませんとなぐさめてくれるんです。
そして、ダイアナ・トリリングさんのこの文章は、「名の通った訳者の手になる翻訳が出ている」けれど、その人もまちがってるというんです。
それって、元の英語がわかりにくすぎるんじゃないの、と思う私がおかしい?
いや、ダイアナ・トリリングさんが、日本人向けに英語で書いたのじゃないということはわかります。
日本人から、「あんたの英語はわかりにくい」てなことは言われたくないと思います。
ごちゃごちゃ言わずに英語のセンスを磨け!と怒られると思います。
がんばります。