顔のデキモノを皮膚科で取ってもらいました。
で、ほっぺたに白い大きな絆創膏を貼ってます。
ほっぺたが隠れるほどの大きさで、分厚いので鼻より高い。
ちょっと切っただけなのにここまでする必要があるのか疑問に思います。
無茶苦茶目立ちます。
目立ちますが、自分には見えません。
私にとっては、鏡を見ない限り存在しない。
若い時なら気になるかもしれませんが、今や全然気にならない。
というより、いい話のタネという気分です。
幼稚園年中組のあきら君がやってきた。
私の顔面絆創膏を見るや、顔を輝かせて飛んできた。
「おじいちゃん!それなに?どうしたん?それなに?どうしたん?それなに?どうしたん?」
手を伸ばして絆創膏を引きはがそうという勢いです。
話のタネどころじゃない。
逃げ回りました。
小学2年生のゆうちゃん登場。
「お!」という雰囲気で絆創膏をじっと見ました。
何か言うかと思ったら、すぐに目をそらした。
目をそらしたと思ったら、またちらっと見た。
目を外してはチラチラ見てる。
見てるのに何も言わない。
しびれを切らせて、「ゆうちゃん、『それなに?』って聞いてよ」
「・・・なんで聞かんとあかんの」
さすが小学2年生ですね。
ゆうちゃんも成長したもんだ。
美術研究所に行きました。
先生も、社会人クラスのAさんもBさんも、私の純白巨大顔面絆創膏には目もくれず口にもせず、と言って、触れてはならぬ!という気まずい感じでもなく、ごく自然に無視というかナチュラルにスルーというか、皆さん知らん顔なのに自分から「じつはこれは」と告白するわけにもいかず、残念ながら話のタネにもならなかった。
顔面絆創膏ひとつでも、幼稚園児、小学生、社会人、反応がちがうもんですね。