「英語つづり方教室」という本を読んでます。
イギリスの大学の先生が書いた本です。
「つづり方」といっても作文のことではありません。
「GOOD」のつづりは「G-O-O-D」という「つづり方」です。
私が英単語のつづり方を勉強しようというのではありますせん。
イギリス人にとって「つづり方」ってどんなのかなあと思って読む気になったんです。
イギリス人にとって「つづり方」は実にやっかいなものらしい。
たかが「つづり方」と言っておれない。
「つづり方」に強い人は「つづり方」に弱い人のことを「無学で不勉強で怠惰でだらしない」と言って人間の屑みたいに扱うそうです。
著者の知り合いの企業経営者で、就職希望者の履歴書につづりのまちがいがあれば即ゴミ箱行きだという人があるそうです。
新聞や雑誌や看板につづりのまちがいがあると大喜びで指摘する人もあるし激しく糾弾する人もある。
私も英語の「つづり方」はややこしいと思ってましたが、著者によれば英語の歴史そのものがややこしい。
イギリスの人がしゃべってた言葉を最初に文字にして書いたのはイギリスの人じゃないということからややこしさは始まった。
ラテン語とフランス語しか知らない人が英語を書く。
ややこしくなって当然だと思います。
で、この本もややこしい。
イギリスの人が読んだらとてもおもしろいのかもしれない。
著者によればラテン語を知ってると英語のつづりの法則がわかりやすいのでラテン語の勉強をしたほうがいいとすすめてます。
日本でも小学生から英語が始まりますが、どうせならラテン語もいっしょに始めた方がラクかもしれない。
ラクでないかもしれない。
文部科学省でじっくり検討してもらいたい。