教育テレビの『美の壺』を見ました。
たまに見ます。
草刈正雄さんがいい感じです。
今回は「庭園」です。
庭と言えば、自慢じゃないですが家内から「庭には関心がないのね」と言われてます。
家内が体調を崩してから我が家の庭も私の担当になってるんですが家内に言わせるとほったらかし状態。
あくまで家内個人の感想です。
春に植えた草花が枯れて焦げ茶色になって地面にへばりついてるのを何とかしろという。
私の「造園哲学」もわかってほしい。
私の造園哲学の思想的背景は源宗于朝臣(みなもとむねゆきあそん)のこの一首です。
「山里は冬ぞさびしさまさりけり人目も草も枯れぬと思へば」
この歌に捧げるおまんじゅうじゃなかったオマージュというかリスペクトというか荒涼感寂寞感を焦げ茶色で地面にへばりついてる草花から感じ取ってほしい。
で、『美の壺』で庭園を取り上げるというので私の庭づくりの参考になるかと思ったんです。
はじめに草刈さんが「庭にばらでも植えようかな」と言ったら庭師の親方に扮した橋爪功さんがのこのこ出てきたので期待を持って見ました。
ところが家の庭をどうするというような番組じゃなく有名な日本庭園の紹介みたいなもんでした。
日本庭園は積極的に嫌いです。
奈良の依水園大阪の慶沢園は何かのついでに行ったことはあるし後楽園ほかなんとか園も行きました。
まず名前が気に入らん。
いばってるようで好感持てない。
どこかから木を持ってきたんだな石を持ってきたんだな水を持ってきたんだなと思う。
どこがいいのかわけわからん。
ナゾである。
先日ウチの植木屋さんが来ました。
庭に入るなり、「あ!枯れてる!」と言いました。
ヤマモモの木が枯れてるというんです。
冬で葉が落ちてるんだと思ってました。
ヤマモモは常緑樹だそうです。
立派なヤマモモが見事に枯れてた。
そんな私のひとり言。
日本庭園はキライ。