朝日新聞朝刊。
6月20日という日付を見て、この日なんかあったなあと思いました。
私の誕生日だとすぐ気づきました。
父の日が縁遠くなったと思ったら自分の誕生日まで縁遠くなってた。
親離れ、子離れ、自分離れ。
いいんじゃないでしょうか。
誕生日というと小学生、中学生のころは「ぜんざいと梅酒」でした。
好きだったんです。
母がよく言ってましたが当時の私は「給料をもらうようになったら誕生日にぜんざいを思い切り食べてと梅酒を思い切り飲む」と言ってたそうです。
77歳です。
私にとって77歳は特別な年齢です。
小学生のころ母方の祖父が喜寿を迎えた。
長女だった母が「お父さんの喜寿のお祝い」のことで兄妹に連絡を取ってた。
「お父さんの喜寿、お父さんの喜寿」と大騒ぎしてるようだった。
で、「喜寿ってなに?」と聞いたら「77歳」と言った。
日頃沈着冷静な母がこれだけ大騒ぎするんだから77歳ってすごい年なんだと思った。
そのころの祖父は昔話に出て来るおじいさんみたいに見えたから母が大騒ぎするのも無理ないと思えた。
以来、私の頭の中で77歳は「超高齢」「昔話のおじいさん」「母の大騒ぎ」と固く結びついた。
数年前からその77歳が近づきつつあることを意識して落ち着きませんでした。
落ち着かないまま晴れのこの日を迎えてしまった。
超高齢とも思わんし昔話のおじいさんみたいとも思わんし誰も大騒ぎせんけど迎えてしまった。