録画してあったテレビ番組『鳥人間コンテスト』を見ました。
昔はかなり熱心なファンでしたが久しぶりです。
タレントがたくさん出てごちゃごちゃいう場面は早送り。
出場チームの涙あり笑いありのエピソードも早送り。
見逃せないのは墜落場面です。
私の趣味としては即落ちるのがあっさりしてて好き。
しばらく飛んで着水はおもしろくない。
羽が折れて墜落が見ごたえあり。
以前はバラバラになって墜落もあったと思うけど審査が厳しくなったのか機体制作レベルが上がったのかあまりひどいのはないみたい。
最強王者という人が出てきた。
大会記録40キロを出したと思ったらすぐまた60キロの新記録を作ったという人です。
この人は東大の学生だった時に応募したけど書類審査で落ちて出場できなかった。
社会人になっても夢を追い続け29歳で初出場。
その後驚異の新記録樹立。
現れた男性を見て驚きました。
いかにも東大出身のサラリーマンという感じなんです。
この人が60キロもこぎ続けたのか。
すごい!と思いました。
感心してたらこの人は森精機の社員だという。
森精機と言えば日本を代表するというより世界を代表する工作機械メーカーです。
それはちょっと・・・と思いました。
ほかのチームが設計図を描くのに定規とコンパスを使ってるのにこの人は森精機本社工場のスーパーコンピュータを使ってるのじゃないか。
ほかのチームが材料を切るのに100円ショップで買った糸鋸を使ってるのにこの人は本社工場の10億円の糸鋸を使ってるのじゃないか。
ほかのチームが胴体を張り合わせるのに100円ショップで買ったガムテープを使ってるのにこの人は本社工場にある100万円のガムテープを使ってるのじゃないか。
機体の出来がちがうのじゃないかと思いました。
飛び始めてしばらくしたら操縦室の男性が写った。
突然「カタカタ」という音が聞こえた。
「カタカタカタカタ」鳴りやまない。
男性は焦ったような表情で「最悪だ」と言いました。
どこか具合が悪いみたい。
カタカタカタカタ鳴ってます。
邪推して失礼しました。
スーパーコンピュータは使ってませんね。
10億円の糸鋸も100万円のガムテープも使ってない。
そんなもん使ってたらカタカタカタカタいったりしません。
私は航空機製作には無知ですがこのカタカタいう音から空中分解もありうると期待じゃなかった心配しました。
で、期待じゃなかった心配しながら見てたんですがカタカタいいながら延々と飛び続けた。
途中から熱中症が心配で記録どころじゃなくなった。
命がけでやるようなことじゃない!
やめなさい!
ハラハラして見てたら今回の目標70キロの18メートル手前で着水した。
疲れました。