若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

カド番大関

大相撲秋場所です。

 

今場所は大関に期待してました。

最近「カド番大関」が多すぎた。

「カド番」というのは前の場所に負け越して今場所負け越したら大関陥落という立場のことです。

 

この数年毎場所「カド番大関」が登場する。

誰かがカド番。

交代でカド番というか競争でカド番というかええかげんにしてほしい。

 

あんまりカド番が多すぎてカド番の値打ちがなくなる。

ちょっと待て。

カド番に値打ちがあるのか。

ない。

ないものがなくなるのかという深いややこしい話になるので話を変えよう。

 

昔は「くんろく大関」がいた。

「9勝6敗」の大関です。

 

大関のくせに9勝しかできない。

弱い大関の代名詞だった。

 

「くんろく大関」が死語になって、かわりに「カド番大関」がさっそうと登場した。

日本語としては「くんろく大関」のほうがおさまりが悪いです。

大相撲素人は言葉の響きに惑わされて「カド番大関」のほうが「くんろく大関」よりえらいと思うかもしれない。

ちがいますよ。

 

いつごろ「くんろく大関」から「カド番大関」に移行したのであろうか。

移行時期について研究したら日本社会の変化について多くのことがわかるかもしれない。

なんにもわからないかもしれない。

 

私なりに調べてみました。

日本相撲協会の「歴代大関」というページがあります。

大関経験者が顔写真入りで紹介してある。

昭和55年に大関になった増井山まで白黒写真である。

昭和56年に大関になった琴風からカラーである。

このあたりに重大なヒントが隠されているかもしれない。

なんにも隠されていないかもしれない。

 

何を言いたいかわからなくなってきたので話を変えよう。

 

大相撲秋場所です。

 

カド番大関にうんざりしてた私は先場所新大関霧島が誕生したのでほっとしました。

彼の実績から見てカド番はない。

一気に横綱はムリとしても10勝以上は確実、久々に大関らしい大関と思ってたら負け越しちゃった。

 

がっくりしてる私を励ますように今場所新大関豊昇龍誕生。

彼の実績から見てカド番はない。

久々に、と思ってたらきのうまで1勝2敗。

 

これはえらいことだ。

1勝3敗になったらきついですよ。

さて対戦相手は?

 

正代!

う~んとうなってしまった。

私は正代を応援してます。

なぜと聞かれても困る。

応援せざるを得ない立場に追い込まれたという感じです。

母性本能かな。

 

1勝2敗の新大関豊昇龍か3連敗中の正代か。

どっちを応援するか苦渋の決断を迫られた。

 

断腸の思いで豊昇龍!

心を鬼にして正代をイケニエとして捧げることに決めました。

 

決まった以上じたばたせず潔く負けてくれと思ってたら正代が勝っちゃった。

 

なんなんですか。

私の立場はどうなるんですか。