若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

これはなんだ?

新聞の、「家庭不用品譲ります」

「トゥモロー赤ちゃんの声:メリー&ジミー。4900円」

これはなんだ?
赤ちゃんの声を出す人形なのか。

面白い日記が無いかと探していたら
「私の血糖値日記」というのがあった。

「自分の血糖値を書きます。面白くないです」

2月8日から4月29日まで、毎日、二、三度計った血糖値が書いてあるだけであった。
ノートにでも書いておけばよいではないか。
なぜこの人は自分の血糖値をインターネットを通じて公開しようとしたのか。
訪問者は、私を含めて三人であった。

こういう、程度の低いわけのわからなさとは別に、高級なわけのわからなさもある。

本の広告。
「イジュティハードの門は閉じられたのか」

これはなんだ?
イスラーム法の歴史と理論」と書いてあるので、そっち方面のことだとはわかる。

インターネットで調べる。

イスラム教徒は、生活のすべてをコーランなどによって規制される。
新しい事態に出くわすと、コーランにはどう書いてあるかということなどを調べて対応を決めなければならない。

たとえば、イスラム教徒は羊を食べる。
イスラム教圏の羊では足りなくなって、最近ではオーストラリアから輸入する。
オーストラリアの羊は、フンがついたりしないよう、しっぽを切ってある。
そこで、「しっぽが切られた羊の肉を食べてもよいのか」と言う問題が生じる。

それを決めるのは、「法学者」であって、それ以外のものは口をはさむことができない。
昔は、かなり自由な論議が許されたそうだが、何百年か前に、「正統的法学者」が決めることになったらしい。

「イジュティハード」というのは、「創造的解釈」という意味だそうだ。

この本を書いた人は、現代イスラム社会は、新しい事態に対応するのに、法学者任せにせず、衆知を集めて自由に議論すべきだ、と言っておられるのではないかと思う。

イスラム教徒は、四つ足の生き物を食べる際、「屠殺前お祈り済み」のものしか食べてはいけないらしい。
私の友人で、食品の輸出入をしている男がいる。
彼は、イスラム圏からの団体客などが来るホテルから、その「お祈り」の手配を頼まれると言っていた。

日本では、その「お祈り」のかわりが「いただきます」なのでしょうなー。
しっかり、「いただきます!」と言うようにしよう。