今日は料理教室。
教室の帰り、西大寺駅にできたスーパーでウイスキーを買った。
「エキナカ」とかいうやつで、スーパーやお菓子屋さんなどがたくさんできたんです。
で、その「なんとか石井」というスーパーに、私が飲んでるウイスキーが置いてある。
レジに持って行って金を払ったら、店の若い女性が、「ただいま、○○円以上お買い上げのお客様に、スクラッチカードくじをお渡ししています」と言って、スクラッチカードをくれた。
ラッキー!
と思ったが、彼女が「うふふ」というか、「クスクス」というか、何か意味ありげに笑ったのが気になった。
まあ、若い女性のことだ。
意味ありげに笑ったのではなくて、意味もなく笑ったのだろう。
何でもいいから、もらって帰ろう。
「ここで、こすったらいいの?」
「え・・・あの・・・裏に書いてあるんですけど・・・うふふ」
やはり意味ありげである。
一枚こするんじゃなくて、何枚か集めるのかな。
「おじさん、3600円のウイスキーを買って、何かもらおうなんて、甘いですよ」と言いたいのか。
裏を見たが、生命保険の規約みたいな細かい字だ。
読む気しません。
「何枚か集めるの?」
「3枚で・・・うふふ」
「3枚集めるの?」
「いえ・・・一枚でも・・・あの・・・裏に書いてあるんですけど・・・」
悪気はなさそうだが、ちょっと困ったような、ニヤニヤと言うかニタニタという感じの笑い方だ。
私が、スクラッチカードくじで、何か当てようと意気込んでいるのをはぐらかそうとしているようだ。
感じ悪い。
もういい。
家に帰ってから、こすろう。
家でこすったが、何も出てこなかった。
はずれですね。
裏の説明を読む。
A賞。「まほろば手帳」
ま、ま、まほろば手帳?
なんじゃそれは?
反射的に、そんなもんいら〜ん!と言いたくなるような手帳だ。
さて、B賞は?
「30円金券」
さ、さ、30円金券!?
なるほど。
それで、レジの女性は、裏を読めと言ったのですね。
張り切った私が、「スクラ〜ッチ!」と叫んで、ごしごしこすって、「まほろば手帳」か、「30円金券」が当たった時のショックをやわらげようと、うふふ、くすくす、ニヤニヤになったんですね。
お嬢さん、お心遣いありがとう。