若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

2006-01-01から1年間の記事一覧

日舞指導2

宝塚歌舞伎レビュー総踊り練習中のスタジオに戻った私が見たものは「自由の女神」であった。Uさんが、Iさんの動きを目で追いながら、直立して右手を突き上げている姿が、ニューヨーク港で旧大陸において迫害された人々を迎えるちょっと太目の自由の女神に…

日舞指導

昨日は23日の発表会のためのリハーサルが、ヤマハ難波センターであった。リハーサルは無事終わった。本番は無事終わらない。私は、呪われた星の下に生まれたのだ。尊師から、Iさんが宝塚の曲を歌うと聞いて驚いた。宝塚の歌舞伎風レビューのテーマソングを…

代読

昨日の朝も、県会議員のTさんが市会議員のYさんと共に駅前で演説していた。水曜だけだったのに、最近いやに気合が入っている。「皆様のあたたかい御支援をいただきまして、こうして毎朝各駅の駅頭に立ちまして、ごあいさつ申し上げるようになって早や九年…

カントリーワールド

掲示板に登場の清水さんは、カントリーワールドの人である。清水さんを知ったのはY森さんのおかげだ。Y森さんが、私たちのバンドのライブで、パット・ブーンの曲を歌うというので、司会役の私はネタを仕入れるためインターネットをのぞいた。その時、清水さ…

代行

朝のNHKTV「まちかど情報室」「運転」や「家事」など、おなじみのもの以外にいろんな「代行業」がある。結婚披露宴二次会幹事代行。二次会というのは、友達が取り仕切るのがふつうだそうだが、それでは友達に負担がかかる。そこで、業者が友達のようなふりを…

ハムはダメ

プロ野球日本ハムファイターズを批判しようというのではない。倉敷からの帰りの新幹線で、車内販売の女性がワゴンを押してやってきた。私たちの座席の横で止まった。後の席の男性がなにか買うようだ。「そのサンドイッチはハムが入ってますか」「は?・・は…

倉敷対奈良

初めての倉敷である、と力むまでもなく、めったに奈良大阪を離れない私にとっては、ほとんど日本全国どこも初めてである。倉敷の地元の方と話す機会があった。70代と思える気のよさそうな男性であった。どこから来たのかと聞くので、奈良と答えたら、ぎくっ…

大原美術館

倉敷に行ってきました。昨日はまず「後楽園」を見物。後楽園は広いと思いました。入り口を入ったすぐのところに池があって、歴代藩主が愛したというたくさんのニシキヘビがうじゃうじゃと泳いでいたのなら恐ろしいが、歴代藩主が愛したのはニシキヘビじゃな…

雰囲気情報コミュニケーション通信装置

日刊工業新聞。ジーエスユアサインダストリーは、離れた場所にいる人の環境や感情などを、光の色でリアルタイムに伝える、「雰囲気情報コミュニケーション通信装置・障子」を開発した。「雰囲気情報コミュニケーション通信装置」と聞いただけで、アホかいな…

見よ!電柱に熊が・・・ん?

朝日新聞奈良版の広告。「仏教相談センター」心あるお坊さん達が、悩みを抱える人たちの相談に乗ろうというのであろうか。漫画がかいてある。一休さんのようなかわいいお坊さんが、「僧侶と話しませんか」と言っている。う〜ん。親しみは感じるが、この子に…

母の友達

今朝も、県会議員Tさんが駅前で演説していた。連日連夜、ではなく連日連朝だ。選挙でもないのにどうしたんでしょうか。「・・・皆様方に深くおわび申し上げますとともに、710年、ここ奈良市に新しい都、平城京が設置されました時の、すがすがしい気持ちにた…

公共交通機関

朝の駅前で、珍しく県会議員のTさんが演説していた。だいたい水曜なのである。この日記の登場人物の中では、Y森さんとならんでファンが多い。というか、私がファンでよくとりあげるというべきか。いつも違うことを話しているので、話題豊富と言いたいが、…

モーツァルトの愛した響き

朝日新聞朝刊。「ポール・モーリア氏死去」「恋は水色」などで有名な人であるが、「69年から98年まで、日韓両国で計1200回の演奏会をこなした」?日本と韓国だけの人だったのか。同じく朝日朝刊。「観光都市奈良、宿泊客は苦戦」奈良の旅館とホテルの客室数…

兄弟

テレビのニュース。葛城山に登ると言って、昨日の朝家を出た兄弟が夜になっても戻らないと、家族から捜索願が出された。また子供か!胸が痛む。ところが、この兄弟、兄が88歳、弟75歳と聞いて、なんだかうれしくなる。遭難で喜んではいけない。心配すべきで…

青木茂『書痴、戦時下の美術書を読む』

「書痴」とはどんな人か。約半世紀にわたって、ほぼ毎日本を買っている人だ。青木さんは、出版後十年たってなお魅力のある本だけが読む価値があると思っているから、買うのはほとんど古本である。専門は、「近代美術」であるが、画集が出ていたり、「日本の…

家庭用プラネタリウム

朝のテレビで、「家庭用プラネタリウム」をとりあげていた。幼稚園のとき、大阪の電気科学館で、アジアで最初というプラネタリウムを見た。非常に印象に残っているが、「プラネタリウム」という言葉の響きが強烈だったのだろう。寝てしまった子もいた。それ…

ゴールド仕様

昨日はプラチナ、今日はゴールド。リッチな日記である。先日買ったエレキギターを、ゴールド仕様に改造すべく楽器店に預けてあったのができあがった。買ったギターは、「フェンダー社設立60周年記念ストラトキャスター」というモデルである。このギターは、…

かわいそうなプラチナ

電車内の広告。プラチナナノコロイドを配合したプラチナヨーグルト新発売。インターネットで調べてみた。プラチナナノコロイドとは、白金を微粒子にしたものである。誰が微粒子化したかというと、東京大学大学院の宮本有正教授である。宮本教授は、プラチナ…

一億年前の蜂

朝日新聞の記事。オレゴン州立大学のチームが、ミャンマーで蜂が入った琥珀を見つけた。一億年前の蜂が、花粉といっしょに琥珀に封じ込められていたそうだ。こういう方面の知識はないので調べてみた。琥珀は、松ヤニなどの樹脂が化石になったもので、植物に…

朝から

朝の駅前。おなじみ、県会議員のTさんである。「本日も早朝から・・・」またか。「お勤めご苦労様でございます」というのだろうと思ったら、ちがった。「本日も早朝から、駅でのお勤め、また、駅周辺ですでに勤務についておられる皆様がた、大変ご苦労様で…

「座布団一枚」

「笑点」という番組がある。父が好きでよく見ていた。落語家が何人かで頓知を競うコーナーがあって、気のきいたことを言うと座布団がもらえる。空海の『三教指帰』に似たような話が出てきた。『後漢書』に、雄弁家の戴憑(たいひょう)という人が登場する。…

空海「三教指帰」とS夫人

『日本の仏教思想:最澄・空海』を読む。解説の渡辺照宏さんは、日本の仏教は、最澄、空海、その他多勢であると書いている。やはりえらいようだ。最澄と空海は対照的だ。最澄は、弟子たちに、「色々教えてやるが、食べることくらいは自分で心配しろ」と言っ…

空海

空海は、日本思想史上にそびえる巨人である。と言われて、そうだ!と叫べる人は少ないであろう。えらい人なのだろうが、何がえらいかはわからない。人気があった、というのならわかる。高野山を開くほどの金を集める力があったこともわかる。なぜそんなに人…

行ってらっしゃいませ

朝のバス。おしゃべりな運転手である。たまにこういう人がいます。バス停に着く前から、待っている我々に向かってマイクでなにか言ってる。「学園前駅まで200円でございます」ドアが開く。「続いてご乗車願います。続いてご乗車願います」客が乗ったと思った…

忘れえぬ言葉

なんということのない言葉なのに、強く印象に残って忘れられない言葉がある。「ドンタスクルミ」がそうだ。「ミルクスタンド」をさかさまに読むと「ドンタスクルミ」になる。中学の時、電車で近鉄の上六まで通っていた。当時は上六が終点だった。駅のホーム…

還暦同期会

東京のY君から、高校の同期会の報告。Y君とは8月の同窓会で卒業以来初めて会った。家が近かったので幼稚園からの付き合いである。とにかく電気、電波が好きだった。中学のころ、電気、電波とは無縁の私に一生懸命電気、電波の話をした。私は聞いているふり…

「眠れる森の美女」

久しぶりでバレエを見に行った。長女が、大学のころまでバレエをしていたので、私は、教室の発表会はもとより、いろんな公演を見、ビデオで世界のプリマの名演を鑑賞するなど、素人のなまかじりを重ねたちょっと困ったおじさんなのである。どういうところが…

日出づるところの天子

小野妹子が607年に隋に持参した国書のことを知ったのは小学四年のときだ。担任の高橋先生が、どういうつもりだったのか、ある日突然、日本史というか日本神話というか、そういう話をはじめた。そういえば、先生は、「戦前の子は落書きをしなかった」とか、「…

「アララギ」の巨匠土屋文明さんの歌でおぼえている歌はない。「巨匠」だから「名歌」はあるはずだが、残念ながらおぼえていない。おぼえやすい歌がないのだろう。土屋さんの批評はおぼえている。おぼえやすい、というか忘れられない。批評する、というか罵…

折々の歌

朝日新聞朝刊「折々の歌」「読みくださる読みくださらぬかたじけな買いくださるを第一として」読んでくださるか読んでくださらないかわからんが、買ってくださるだけでありがたい。アララギの巨匠、百歳で亡くなった土屋文明晩年の歌と紹介されると、ほほえ…