若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

『ジム・フィスク殺人事件』

ジム・フィスク(1835~1872)という悪名高い男が射殺された事件をアメリカの歴史学者が書いた本です。 ジム・フィスクは南北戦争が終わった後の「金メッキ時代」に暴れまわった「強盗男爵」の一人で当時の超有名人だった。 貧しい家の出身で、行商人から身…

愛宕神社

朝テレビをつけたら「旅番組」をやってました。 旅の男性が、「東京の愛宕神社です」と言うので、ふ~ん、と思って見てました。 石段が映って男性が「すごい石段ですねえ!急ですねえ!」と言うので、ふ~ん、と思って見てました。 次の瞬間、「おお!曲垣平…

ローマ数字

ローマ数字というのがあります。 Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴというやつです。 知ってると言えば知ってる。 知ってる中で一番大きな数字は「ルイⅩⅥ世」くらいかな。 アメリカの第18代大統領ユリシーズ・グラントの『回想録』を読んでます。 「CHAPTER Ⅰ」が「第1章」とい…

質素対ハデ

アメリカの第18代大統領ユリシーズ・グラントの『回想録』を読んでます。 軍人だったからしかたないけど戦争の話ばっかりです。 グラントは士官学校を出ると間もなく対メキシコ戦争に従軍した。 1845年、アメリカはメキシコ軍を挑発して戦争に持ち込もうとい…

スターリンと西部劇

J・E・スミス著『アイゼンハワーの戦争と平和』を読んでます。 1959年、冷戦の真っ最中にソ連のフルシチョフフ首相がアメリカを訪れてアイゼンハワー大統領と会談、意気投合してます。 西部劇ファンのフルシチョフは大統領別荘で西部劇を見せてもらってご機…

東京芸大

東京芸大とは浅からぬ縁がある。 なんたって高校美術部でいっしょだったS君の母校である。 私の母校と言ってもおかしくない。 おまけに高校美術部の顧問の先生が東京芸大出身である。 かなり深い関係と言える。 入試がむずかしいと知ったのはS君が受験するこ…

野上弥生子『森』

野上弥生子が87歳から書き出して自伝的大河小説になるはずが作者が99歳で亡くなって尻切れトンボになったのはしかたないと思います。 87歳からよく書いたもんです。 みっちり書いてる。 女学校時代から書き出して、途中から学友の結婚話になってしまって、あ…

女王陛下の招待

イギリスの馬術選手でオリンピック二連覇のシャーロット・ドゥダジャンの『金メダルへの道』を読んでます。 馬と馬術の話が多くて、そこは飛ばしてます。 ごちゃごちゃ書かれてもわかりません。 ロンドンオリンピック金メダルの時の大騒ぎはよくわかる。 そ…

名馬

イギリスの馬術選手シャーロット・デュジャダンの『金メダルへの道』を読んでます。 馬の話が出てきます。 あたりまえです。 名馬が出てくる。 名馬と言えば、う~ん・・・シンザンかな。 競馬に関心がないので、シンボリルドルフとかディープインパクトあた…

シャーロット・ドゥジャダン『金メダルへの道』

前にカール・ヘスターの『金メダルへの道』を読みました。 こんどは彼のお弟子さんの『金メダルへの道』です。 題が同じなのはおかしいと思われるかもしれませんが中身は似たようなもんだから許してください。 カール・ヘスターはロンドンオリンピック団体馬…

メアリー・トランプ『世界で最も危険な男』

朝日新聞でこの本の英語版が紹介してありました。 発売初日に100万部売れたそうです。 著者の父親がトランプ大統領の兄で、著者は大統領の姪です。 「わが一族はどのようにして世界で最も危険な男を生み出したのか」というサブタイトルがついてます。 読む気…

受動態について

デイビッド・クリスタル著『文法には「意味」がある』という本を読んでます。 学校で文法だ嫌いだった私にとってうれしいことにイギリスでは昔から文法は評判悪かった。 100年以上前から「文法を何とかしなければならない」と考える人が多かった。 「英語は…

オットー・イエスペルセン

オットー・イエスペルセンはその世界では有名な人である。 どの世界かと言うと英文法の世界である。 どれくらい有名かと言うと私でも名前は知ってる。 英文法の世界で有名だということは世間的には無名の人である。 街行く人100人に聞きました。 「オットー…

馬をプレゼント

イギリス障害競馬の大騎手アンソニー・マッコイの自伝を読んで、次にイギリス競馬界最大のイベント「グランドナショナル大障害レース」で勝てなかった騎手たちの話を読んで、一気に「イギリス障害競馬通」になった気分である。 ちょっとかじっただけで専門家…

イギリススポーツ史上最大の激戦

『グランドナショナル敗者列伝』を書いた人は目の付け所がよろしい。 イギリス最高の人気レースの華々しい勝者の陰に敗者がある。 敗れ去った騎手と馬にもそれぞれの物語がある。 1973年のグランドナショナルは、イギリス競馬史上というよりイギリススポーツ…

スピード違反

『グランドナショナル敗者列伝』を読んでます。 イギリス最大の障害競馬レース「グランドナショナル」で勝てなかった騎手と馬の物語です。 失敗談の数々を面白おかしく書いたものだろうという私の期待は外れてまじめな本です。 グランドナショナルには一流の…

競馬史上最低の馬

イギリス障害競馬最大のレース「グランドナショナル」というのを知ってユーチューブで見てそのすごさにびっくりしました。 アマゾンで見たら「グランドナショナル」についていろんな本が出てます。 私好みの本を買いました。 クリス・ピット著『グランドナシ…

厳しい現実

イギリスの障害競馬の騎手A.P.マッコイの自伝を読み終わりました。 20年連続最多勝騎手の武勇伝ですからハデです。 年間最多勝記録を更新中に引退というのもカッコいい。 引退してやはりさびしかったようです。 レースの興奮、気のいい騎手たちとの楽しいひ…

エリザベス女王待ちぼうけ

イギリスの障害競馬騎手A・P・マッコイの自伝を読んでます。 イギリス国民にとって競馬の最大のレースは「グランド・ナショナル障害」だそうです。 競馬の騎手だとわかると、競馬を知らない人でも「グランド・ナショナルで勝ったことはあるんですか」と聞い…

麻酔医とは顔なじみ

イギリスの競馬騎手A.P.マッコイの自伝を読んでます。 各章が思い出のレースにまつわる話です。 初勝利とか最多勝達成とか。 その中で、記録には何の関係もない、賞金もたいしたことないし、注目の馬に乗ったわけでもなく、終わったら誰もがすぐに忘れるよう…

危険業務

3、40年ほど前、雑誌で新日本製鉄の工場を取り上げてた。 その工場で毎年10人だったか20人だったか死んでると書いてあってびっくりしました。 製鉄って危ない仕事なんだなあと思いました。 仕事で知り合った紙製品を運ぶ運送会社のトラックドライバーが会社…

A.P.マッコイ『勝利への道』

イギリスの競馬騎手アンソニー・ピーター・マッコイの自伝を読んでます。 先日読んだイギリス馬場馬術のオリンピック金メダル選手カール・ヘスターの自伝『金メダルへの道』で知った人です。 『金メダルへの道』の次が『勝利への道』ではいかにも芸がない訳…

アルプスの少女ハイジとスワロフスキー

イギリスの馬術選手ロンドンオリンピック金メダリスト、カール・ヘスターの本を読んでます。 馬術界のことをまったく知らないので、読んでもよくわからんことが多いです。 馬と選手の関係がよくわかりません。 わかりやすいのは大金持ちが馬を買って自分で乗…

ウイルフレッド・ベクトルシェイマー

誰やねん?ややこしいい名前やなあと誰もが思うようで、馬術の世界では「ドクターB」で通ってます。 イギリスの馬術選手カール・ヘスターの自伝『金メダルへの道』を読んでますが、カールが金メダルへの道を歩むことになったのはドクターBのおかげです。 ド…

カタカナはいい

イギリス馬場馬術選手カール・ヘスターの『金メダルへの道』(私が勝手につけた題)を読んでます。 英語の本は目にやさしい。 アタマにはやさしくない。 あちら立てれば。 順調に読んでたんですが、今一気に私の得意の飛ばし読みモードに入ってます。 ややこ…

今とちがって昔は

イギリス馬場馬術の金メダリスト、カール・ヘスターの「自伝」を読んでます。 4歳からサーク島で暮らした。 サーク島はイギリス王室属領ガーンジー代官管轄区に属する島でエリザベス1世から領主が自治権を認められ独自の憲法を持ち40人の地主が統治する封建…

『カール・ヘスター:金メダルへの道』

イギリス馬場馬術のオリンピック金メダリスト、カール・ヘスターが書いた本を読んでます。 1967年生まれのカール・へスターは1992年のバルセロナオリンピックにイギリスオリンピック馬場馬術史上最年少で出場、2012年のロンドンオリンピックの団体で金メダル…

なつかしのガソリンスタンド

ガソリンスタンドがなつかしい? 本が届きました。 アメリカの古本で『アメリカのガソリンスタンド』という本です。 一瞬、こんな本頼んだかなと思いました。 以前、『オズの魔法使い』の作者が書いた『ジェーンおばさんの姪』シリーズを読みました。 その中…

ときのけ

「ときのけ」と言う言葉は知りませんでした。 今年の2月に亡くなった作家の古井由吉さんの小説を読んでたら出てきたことばで、辞書で調べたら「はやりやまい」と出てました。 名前だけ知ってる作家だったんですが、新聞でいろんな人がほめてたので一度読ん…

地名

ディアドラ・マスクさんの『住所録』を読んでるとこですが、「住所」だけでよくこれだけ書けるもんだと感心します。 地名変更というのは日本でも問題になりますね。 古くからの地名を、簡単で便利でわかりやすいのに変える。 「由緒ある地名を守れ!」という…